眠たくなる日は
季節の変わり目か、体調の変化か、はたまた怠惰な生活習慣か、無性に眠たくなる日があります
眠ることは、身体を休めるだけでなく、精神も休めます
眠るとスッキリするのは、心もリセットされるからです
眠っている時、意識はほとんどありません
それでも実は、眠りこそ思想が自由になる空間でもあります
夢に見る不思議な体験、色鮮やかな景色、それとは反対に霞んだ色彩、怖い思い、想像だにしなかったストーリーに遭遇し、亡くなった人と会い、懐かしく語りあい、時に抱擁しあい、現実ではありえない出会いまでもが、夢の中では繰り広げられます
これは、幻でもなんでもないのです
夢の中は、もうひとつの生きる場所です
起きている時は物質の世界ですが、眠っている時は、物質のない世界にいるのです
魂は、物質の世界と、そして物質のない世界を行き来しています
やたらと眠たくなる時、そんな日は、物質のない世界で、吸収すべきことがあるのです
起きている時には、思いつかなかったことを教えてくれます
もちろん、亡くなった人に会えるのも、何かのメッセージであったりします
なんだか無性に眠たくなる時、無理せずに、なるべくなら許す限りに眠ってみましょう
そんな時は、人生の転換期であったりするものです
眠りながらも、生きるための大切なヒントを与えられている場合があります
起きていても考えがまとまらない時、眠ることで新たな考えが思いついたりするのです
意識のない時に感じていたことが、直感として、ふっと降りてくるのです
物質だけが全てではなく、目に見えるものだけが真実でもなく、目には見えないけれど、意識の奥深くで蠢く大切な感情は、眠りの中で培われていたりするのです