本を読む

スマートフォン、パソコンの普及する世の中になって、一昔前みたいに、本を読む人が、俄然、少なくなったように見受けられます。

電車内においても、皆さん揃って、携帯の画面と睨めっこ。なんて光景が、ほとんどです。

その中において、背筋を伸ばし、本を読む人が見付けられると、なんとも凛々しく、清々しく感じられます。

本を読む。といえば、この頃は、速読法というものがありますが、スピードを上げて、何冊も読み漁るということ、それは、効率的と思えますが、しかし、小説などの情緒あふれる文面においては、真逆の、あえて遅読するという読み方も、おすすめです。

なぜなら、自身の頭で、文面にある情景を思い描いて、読む。ということは、すなわち、想像力が働くからです。

画像や動画の溢れかえるこんにち、自身の頭の中で、自由な絵を描きだすことが、あえてそれを行ってみることが、豊かな心の描写なのだと、そう思うのです。