UFOの日

6月24日は、UFOがはじめて目撃された日、ということです。

もう、かなり前の話になりますが、実体験をひとつ載せておきましょう。

関西のある有名な市街地で起きた出来事です。

その日、乗っていたバスから降りると、ビルとビルの谷間から、ぬうっと、覗き出るように、おっきな、それはそれは、おおっきな円盤型のUFOが現れたのです。

かなりの低空飛行であったため、余計に迫ってくるような距離感でした。

市街地の空間をキャンパスに例えると、上空には少し青空が見えているものの、立ち並ぶビルや車以外のスペースに、ほぼ隙間なくハマるほど巨大なものでした。

そこには大勢の人がいて、誰もが啞然となり、釘付けになっていました。

それだけ巨大な物体であるにもかかわらず、不思議なことに、音はなく、まるで時間が止まったように、UFOも、そこに出くわした人々も、静止したような感じがありました。

まだ携帯の普及していない時代でしたが、カメラを向ける人はおらず、それだけ気を取られていたのでしょう

ただただ、UFOと見つめ合い、動きのない時間を共有していたかのようです。

もしかすると、時間という概念が、異星人によって、取り払われていたのかもしれません。

あの時ばかりは、時計の針が止まっていても、おかしくない空気感でした。

そんな、驚きと静寂の、異なる感覚が同居する体験なのでした。