マザーテレサ 愛の言葉

昔から年に何度か通っている御堂に、不思議とマザーテレサの位牌が祀られてあり、ずっと気になっていました。

子供の頃から見慣れてきた、そこに刻まれた女性の名前を世界中の人が知っているけれど、ただ知っているだけではいけない気がしたのです。

マザーテレサキリスト教徒として洗礼を受けましたが、その御堂と異なる宗派であり、それでもその名前が刻まれているのは、貧しい人々に愛の手を差し伸べてきたマザーテレサを、宗旨は関係なく讃えるためでした。

実際にマザーテレサは、宗教、国境、人種を問わず、ひとり、またひとりと、その時に出会う一人一人に、精一杯の愛情を込めて、飢えから救ったのです。

それは食べ物や着る物、住むところのない、物というだけの飢えではなく、人間として大切な、心の飢えから救い出すことを実践してきたのです。


人間は死ぬ生き物です。なぜあの人が?!そんな理不尽な死が多い世の中にあっても、マザーテレサは、その死にゆく瞬間の、ほんの短い時であっても、愛することを伝えて見送ったのです。


昨今、世界はとても変わりました。

今こそ、慈愛を持って生きるべきだと感じます。

ここからしばらく、マザーテレサの愛の言葉を記していきます。

言葉というのは言霊(ことだま)です。

あたたかい言葉をかければ、それだけで感情を潤します。

愛は見えないけれど、偉大なパワーを与えることが出来る、誰もが使える魔法なのです。