防災とボランティアの日に
1995年の阪神淡路大震災
この時に学生や住民のボランティアが率先し活動したことで防災とボランティアの日と名付けられた
自然災害
多くのことが続く日本列島ではある
けれどそこから学ぶことがある
魂の研鑽をしながら生きるのが人間
ならば一人が出来ることを少しずつ行いたい
下を向く人を励ましの声で応援するだけでもいい
上を向いて歩くと気持ちが前向きになることは実証されている
余裕があるならば使わなくなった物資や買い込みすぎた食料を手の届く範囲へでも渡してみる
自分にとって必要のないものでも必要とされている場合がある
何もたいそうなことをしなくたっていい
一人一人の積み重ねた思いやりが大きな支援になる
募金箱に小銭を入れるのだって積み重なれば大金となる
ボランティアをされる方は有り難い
しかしする方も有り難い気持ちになる
なぜなら助けることは人間の本来あるべき姿だと本能の片隅で感じているから
人間は己の欲望だけに邁進するために生きているのではない
たとえそういう欲望の深い海に潜り込んだ時期があったとしてもそれだけでは虚しいと気づくことのできる生き物だ
それだけでは満ち足りた幸せではないことを知っている
あの世に持っていけないものに執着していることで窮屈になることを本当はわかっているのだ
大変な目に遭っている人のためにその心を開き持ち過ぎた持ち物を手放した時
ふわっと心に花が咲いたように軽やかになる
言動という働きかけによる魔法は誰にでも使える
何か一つ思いやりの心を持って尽くしてみる
そのことが自身をいずれ助けることになるであろう
きっとそのように申しているのである
今日も空の上から神仏や先祖は風を吹かせ雲の形を変化させ太陽の光を放ち雨を操り不可思議な現象を巻き起こしては微笑みながら見守っておられる
誠実な人の心に宿る
たくさん膨らむほどによい
あの世に持っていける真心