お別れの挨拶

人が亡くなる数日前から、不思議な現象が起こり始めます。

その人の魂は身体から抜け出し、生前お世話になった方の元へと、挨拶に行くのです。

先日、真夜中にインターフォンが鳴ったのも、この世でのお別れにやってきた、恩師からの挨拶でした。

この世で最もテレパシーの波動が大きく放たれる時。それが、死期が近づいている時だと言えるかもしれません。

本来、私達は感情の生き物です。けれども、物に溢れた世の中で、感情の伝え方が下手くそになってしまいました。

人が死を間近にした時、もう余計な物体など必要なくなります。

だからこそストレートに感情が伝わりやすくなるのです。

純粋な感情は、感謝と言う気持ちになって、これまでお世話になった方々へと、様々な形で伝わっていくのです。

それが、不思議な現象の正体なのです。

ですから、怖い事でも何でもないのです。

貴方のまわりに起こる不思議な出来事は、物体ではない、誰かからの感情表現かもしれません。

あれ?と思ったら、感謝の気持ちをしっかり受け止めて下さいね。

共にこの世で過ごした日々のお礼を、言葉ではなく、何かを使って、精一杯に伝えているのですから。

そう考えてみれば、この世は不思議な事だらけ。

つまりは、感謝に溢れた世の中であると言えるのです。

目に見えないものを感じる力さえあれば、心豊かになれます。

感謝の念を持って過ごすことは、亡き人と繋がるツールです。

どうぞ便利な世の中に生きながら、不便にならないで下さい。

便利すぎる世の中なのに、心が押し潰されそうになったなら、亡き人に話しかけ、亡き人と繋がり、交信していると疑わず、便利なものを手放してみて下さい。

そこにはきっと、心あたたまる感情が生まれることでしょう。

それが、感謝の想いになるのです。

亡き人は、感謝の魂を持っています。

だから、貴方の心を救ってくれるのです。