エースストライカー

その人は昔 そうだった

ピッチを駆け抜け 誰よりも 光輝いていた

ゴールに向かって ひた走ってたんだ

その姿をみて 走ろうと思えた

転んだり 擦りむいたり 立ち上がれない日もあったけど

その人はいつも 走ってた

前だけ向いて 走ってたんだ

勝つために 走る

そうなんだけど 本当は

負けたって 走れって 教えてくれた

自分に負けないことが 本当に勝つこと

やりたいことがあるなら 負ける日もある

ぜったいにある けど

その時に 自分には負けない

本当に好きな道なら ただ走れって

その人は ピッチを踏みしめる足で

そう 教えてくれたんだ

人は人を見ている 上っ面じゃないとこを

言葉じゃない 本質をみている

見抜いている 本能で

その人の姿に 嘘はなかった

何よりも その人の走る姿は

人に 熱い感動を与える

ただ 前だけを見つめているから

その人の 駆け抜ける姿は

魂の塊 そのものだった

その人の魂が 教えてくれた

前進あるのみ